幼稚園との和太鼓交流

校長・副校長より

銀杏祭の準備期間中のことです。渋谷区本町幼稚園の園長さんから電話が入りました。
『和太鼓のことだそうです…』という取り次ぎに、よもや騒音苦情か?と緊張しました。

『実はお散歩の途中で太鼓の音がきこえてきまして…。こどもたちがすごくはしゃいで興味を持っておりますので、覗かせていただくことは可能でしょうか?』という問合せでした。

ご存じのように銀杏祭は非公開となっていますので、近隣の幼稚園といえども便宜を図ることはできません。
丁重にお断りしたわけですが、そのことを2年生の担任団に伝えておいたのです。
すると、生徒の中から『交流に取り組んでみたい』という声が上がり、10人も手を挙げてくれたというのです。

 相手は幼稚園なので、平日の午前中だけしかプログラムが組めません。そこで早速、銀杏祭振替休の28日に園児をご招待することになりました。

はじめに和太鼓について説明する2年生

銀杏祭で発表した「屋台囃子」を演奏して、園児や先生たちに観てもらったあとは、交流プログラムです。
小さな子も叩きやすいように、太鼓を伏せ置きにして角度をつけます。
まずは、好きなように思いっきり打ってもらいました。

はじめはお互いに、おっかなびっくり遠慮がちでした
「ばちの先が空に向かって、スーッと伸びるようにかまえられるかな?」
生徒たちは、すぐに小さな子たちと目の高さを合わせて関わるように
「みんなでひとつの曲を演奏してみるよ。
『やぁ!』のところのポーズを自分で考えてね」

たっぷり1時間の交流を終えて、最後は記念写真を撮ってお別れしました。
生徒も見送りにでましたが、体育館前でいつまでも別れがたく、
たくさんお話ししてバイバイしました。

 写真は幼稚園の許可を得て掲載しています。(文責:淺川)

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