DeAL(ディール)教室ってどんなとこ?

校長・副校長より

[日々好日] 投稿日時:2020/02/10(月) 17:074年生廊下の突き当たり、英語科教員室のさらに奥にDeAL(ディール)教室はあります。
元々は言語習得のためのLL教室があったスペースなので、そこに鎮座しています。

いまは教科の枠をこえて「探究的・協働的」な学びの場として活用されています。
DeALという名称もDeep Acthive Learning の頭文字を取っています。
ここでは教育学部・富士通との共同研究で「空間UI」という技術を研究開発しています。

常のICT機器を用いた授業が、どうしてもタブレットとにらめっこで個の作業になりがちなので、
活発な協働を引き出すためにテーブルに画像やメモを映しだして、
そこにグループでわいわい関わりながら作業できるような仕組みを作り出しています。


ここからはある日の4年生女子、体育科の授業を紹介します。

まずは課題提示。この日はフラッグフットボールの試合の動画から、
作戦が成功した場面を探して、上手くいった理由を考えよう、というものでした。
チームの皆で動画のチェック。いいところをスクリーンショット。
机上にメモを呼び出し、タッチペンで整理した内容を書き出します。
スクリーンショットにも直接書き込みをしていきます。
できあがったものを、「模造紙」に貼り付けていきます。
「模造紙」を前のホワイトボードに送って、全体で共有します。
これを他のグループと交換してコメントし合ったりすることもできます。

このクラスでは、以前に一度だけ社会科で「空間UI」を活用したことがあるということで、
まだまだ操作に慣れていなくて、時間のロスがずいぶんありました。
公開研究会で第2弾となるそうなので、その時にはもっとサクサク使いこなしていそうです。

教員も操作に慣れていないので、富士通の研究員の方にお手伝い頂きながらやり方を覚えていきます。
たくさんの教員がチャレンジして、この部屋の予約が取り合いになるくらいになれば、
生徒の皆さんももっと使い慣れるでしょうし、そこで浮かび上がった課題がどんどん
システムにフィードバックされていくので、今後がとても楽しみです。(文責:淺川)

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