1年生道徳で、斎藤校長先生の「努力論」
木曜日6限、1年生は「道徳」の時間です。12月10日は、大教室に集まって斎藤校長先生のお話を伺う企画でした。
内容は、先生の著作の「努力論」を下敷きに、将棋の升田幸三・新渡戸稲造・宮本武蔵・世阿弥…
禅僧からピアニスト、画家、哲学者と古今東西の先人の生きざまを紹介してくださいました。
73回生諸君も、件名にメモをとりながらお話に聞き入っていました。
斎藤先生ご自身が子どもの頃腎臓疾患で何度も入院されたこと。語学を志してから帰国子女に負けないくらいの英語漬けで、それを日常に代えられたこと。合気道の稽古の中で一番苦手な先輩がちっとも休んでくれないので、ご自身も上達して4段まで取得されたことなど、端々にユーモアを交え、時にギャグですべり(西田幾多郎は哲学者で、ゲゲゲの鬼太郎ではないよ、とか)ながら、中学生にもわかりやすくお話しくださいました。
実際、斎藤先生がいらっしゃる月曜日・木曜日は、一日中英語が校長室からきこえてきます。PCを通じてどなたかとお話しになっていることもあれば動画を視聴されていることもありますが「毎日の習慣になってしまえば、それはもう努力じゃなくなって、ただの日常なんです。そうなれば歯を食いしばってやる辛い想いなんて微塵もないどころか、楽しみも見いだせるようになる」と仰る、そのままの姿なんですね。
きっと、73回生にしっかり響いたと思います。(文責:淺川)