大学一年生オンラインとマスクでの仲間つくりの難しさ

副校長より

本日、70回生の鳥山しおりさんと水村桃夏さんが訪ねてきてくれました。
鳥山さんは国立音大在学中、水村さんはマレーシアのテイラーズ大学に在学しているのですが、渡航制限のため日本でオンラインで授業を受けているそうです。二人異口同音に、附属時代に自分の得意分野を伸ばせたこと、そのためにさまざまに自分を表現する機会に恵まれたことが、とても力になったことを語ってくれました。

話すうちに人間関係とコロナ禍についての話題となりました。
オンライン中心の大学生活や表情が読めないマスクの存在は、新しい関係づくりをとても難しくしているとのことでした。それでも他校の出身者の多くは、中学入学+クラス替え→高校入学+クラス替えで、何度も新しい友達づくりを経験しますが、東附生は中学入学時と3年でのクラス替え(5年のクラス替えはほとんど関係ない)ぐらいしか人間関係を大きく組み替える「試練」を経験しないので、ことさらマスクが障害になっているのでは、とのことでした。

一方で東大附属の人間関係は深く濃いので、卒業後もきっといつまでもつながりあっていけるし、この困難な状況の中でも互いに声を掛けあい励まし合いながら、大学生活のスタートが切れたそうです。(文責:村野)

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