68回生佐藤玲さん、卒研の発展で受賞!

副校長より

卒業研究が旺文社主催の全国学芸サイエンスコンクールで
文部科学大臣賞を受賞した68回生佐藤玲さん。
さらにその研究を推し進めたものが、大学教授なども競い合うコンペティション,
WIRED CREATIVE HACK AWARDでワコム賞を受賞!

以下、ご本人のFacebook記事から了承を得て抜粋。

多くの人はWIREDってなに?とかCREATIVE HACK AWARDって?ってなると思います。私の母もそうでした。

プロ、アマチュア、学生を問わないコンペで応募総数は250作品を超える大きなものです。このコンペの2015には今では有名な筑波大学の落合陽一教授が最優秀章を受賞しています。今回の2019でもファイナリストは16組で私はおそらくその中で最年少で唯一の10代です。素敵な機会を頂いたので誠心誠意頑張ってきます。

(中略)

今回ファイナリストに選ばれた作品は私が東京大学教育学部附属中等教育学校に所属していた高校生の時に書き上げた論文『アートと都市の融合体の創造 -渋谷の未来-』に加筆したものです。
これを執筆するにあたって、私は都市論からカルチャー誌まで幅広くの文献を読み進め、様々なイベントに参加し、直接今の大学生がどんな都市研究をしているか・どんな論文を書いているのかを知るために「代官山ステキ総合研究所」に加入したり多くの活動をしてきました。
特に代官山ステキ総合研究所では國學院大学や東京都市大学の建築学科生の生の考えを知ることが出来たり、末繁雄一さんなど多くの先生と知り合うことができました。

(中略)

そこから半年、大学に行かず一人で渋谷をずっと調べていました。渋谷スクランブルスクエアの開業など渋谷の再開発に拍車が掛かる中で発表などもできない自分の立場に憤りを感じていました。その中で同級生は起業したり、高校の同級生の女の子がニューヨークファッションウィークでランウェイを歩いたり、同級生が活発に活動する中で自分がなにも行動できていない事に不甲斐なさを感じていました。
そんな中で、今回のコンペに応募してファイナリストに残ったという通知を受け取った時に頑張ってる友人たちと同じステージに立てた気がしました。
友人たちはそんな風には思ってないと思いますが、活発な友人を持っていて良かったと思いました。環境にすごく感謝しています。後輩、友人、先生、両親に感謝しています。

ファイナリストの名簿をみてみると、早稲田の橋田教授や社会人で結果や成績を作っている人しかいなく、なぜ私なんかが呼ばれたのかがわからなくなりました。ですが、ファイナリストに呼んでいただいた感謝を伝えるために自分ができる最高のプレゼンをしたいと思います。

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受賞作品はこちら。
本人も映る審査会の様子の動画はこちら(文責:淺川)

Posted by forschool@