ぎんなん基金で1年生の机と椅子が入りました

副校長より

姿勢研究、とりわけ坐姿勢の研究者として国際的に活躍をされている矢田部英正先生が来校された折に「東大附属は全体に椅子の高さが生徒の体格に比べて高すぎるのではないか?」というご指摘を受けました。一方で、「協働」を核に据えて「コの字・4人組」のレイアウトを多用する本校では、机の高さがそろっていないと不都合なことも多く、そうすると体格の良い生徒についつい合わせてきたという経緯があります。

今後どのように授業運用の都合と、生徒の健全な姿勢の折り合いをつけていくべきか、机イスそのものの見直しも含めて、共同で研究を進めていけるように検討に入っています。とはいえ生徒の学校生活は日々営まれていて待ったなし。
そこでまずは、1年生の机と椅子を高さ調整可能なものに変更しました。ちょうど秋の実習期間まっただ中だったので、東大生たちが腕まくりしてスパナを持って、120セットの高さ調節をしてくれました。小柄な生徒は統一した机に合わせるため椅子を高くしなければなりません。そのときに足がぶらぶらしないよう、置く場所がいろいろあるので自分の好みで姿勢が崩れない場所を選んでいくことになりそうです。高さの決め方も運用しながら探っていくことになっています。

 (文責:淺川)

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