教育思想史学会で6年生が活躍!

副校長より

教育思想史学会の会長をされている本校元校長の小玉重夫先生より、「大会で『高校生が考える思想、哲学』というコロキウムを設けるので、昨年『選択倫理』を受講した生徒に声をかけてみてください」との依頼がありました。何人かに声をかけたところ、6年C組の安達佳音さん、石山綾香さん、松下紀香さんの3名が参加したいと申し出てきてくれました。

打ち合わせの中で、石山さんから『桐島、部活やめるってよ』を実存主義で分析してみたいという希望が出てきたので、村野も含めた3名で映画を鑑賞した上で分析を試みました。それをパワポでまとめるとともに、それぞれ「選択倫理」を受講して興味を抱いた思想について語ることにしました。安達さんが構造主義、松下さんが社会契約説、石山さんがウィトゲンシュタインについて、自分の思いを発表することになりました。

当日は、慶応義塾高校の福澤研究会のメンバー5名も研究会の活動を報告しました。
本校生徒の発表時間は30分でしたが、映像を織りまぜ、とてもわかりやすくハイレベルな発表をしました。
その後指定討論者の先生から「高校生として思想、哲学を学ぶ意味は何か」「思想を学ぶ際、批判することをどう考えるか」等の質問が出ましたが、それぞれ的確に答えていました。終了後、大学の先生方や慶應義塾高校の先生方からとても褒められました。生徒たちによれば、「卒研発表会での発表や質疑応答の経験がとても役に立った」とのことでした。(文責:村野)

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