ゴミ分別へのよびかけ

副校長より

廊下の一角に貼り出された、風紀委員お手製のポスター。
用務員さんがポスターに登場するのは初めてのことです。

実は、用務員の長谷場さんが、これまでの業務に加えトイレ清掃も担当されることになり
なんとか負担を軽減したいということで、呼びかけられたものです。
これまで数年間、トイレ清掃は高橋さんが担当されていたのですが、
介護のために実家に戻られることになったのです。

異例のことですが、業務委託の派遣でお見えになっていた高橋さんが本校を去られるにあたって
生徒会が花束を用意し、全校集会でご挨拶いただく、ということがありました。
普段目にする高橋さんの姿が、生徒にとってどうしても感謝の思いを伝えたくなるような、
それほど、素晴らしいものだったのだと思います。
高橋さん着任以前には臭気が絶えることのなかったトイレが常にピカピカで、
「うちのトイレよりきれい」という生徒もいたほどだったのです。

高橋さん送別会の写真。前列のチェックのシャツが高橋さん。

さて後を引き継ぐ長谷場さんは大変です。勤務日が増えるとはいえ、同じレベルを維持するのは
並大抵のことではありません。一ヶ月高橋さんと一緒にノウハウを継承しながら準備されましたが、
他の用務員業務もこなさなければなりません。

そこではじめのポスターということになります。
実は風紀委員と環境委員は長谷場さんと一緒に、各教室から集められたゴミの再分別に取り組んでみて
いかに大変なことか、しかもいつもは長谷場さんがお一人でされている作業ということで
少しでもその負担を減らしたいと検討を重ねていたのです。

一人ひとりの教室でのちょっとした横着が、全校分集まるといかに大変なことになるか。
委員たちは身をもって感じて、昨年一年間かけて各教室に5分別のステーションを整備し
日頃の各家庭の分別とは異なる「中野区内事業所」分別のルールを、
みんなに守ってもらおうと心をくだいています。

まだまだ始まったばかりですが、長谷場さんが笑顔になるよう、取り組みを成功させて
いきたいものです。(文責:淺川)

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