芸術祭2日めも盛況!

副校長より

[日々好日] 投稿日時:2022/03/21(月) 15:02まずは窓アートから。すっかり行事の定番となってきましたが、今回は実行委員が企画を進める傍ら時間を見つけての作業でしたので、数は多くありません。それでも気合いの入った作品群です。

玄関でお出迎えするのは北斎の2作品と鳥獣戯画とのコラボ
ナスカ地上絵
バンクシーとフェルメール
ムンクとダヴィンチ
モアイ像

窓展示の中には、仁科勝介さんが担当してくださった数回の連続ワークショップ作品も

生徒会室の前では、分かりにくい会場へご案内するのに、課題別「日本の少数民族と文化」講座の履修生が安野広大さんの手ほどきで染めたアイヌ模様の藍染めTシャツでお出迎え。彼らが企画・運営するアイヌ語講座は、アイヌ文化継承者の関根摩耶さんをお迎えして3時間の長丁場です。

2日続きの出番をこなしてくださった坪能由紀子先生や南條由起さん・中村昭彦さんは2020年12月につづいての登場。参加者の中には大井・藤田両先生のご家族も! 一人ひとりは単純な拍子なのに、みんなの組み合わせで複雑なポリリズムが生まれたり、民族を越えて共通する音階感覚でJ-POPも読み解くことができたり、音楽の不思議さ・楽しさに浸る時間でした。














紙コップアーティストLOCOさんのワークショップには村野副校長ご夫妻が参加!
向かって左から2番目と4番目です。紙コップ・プラコップという極めて日常的なありふれたアイテムに色を塗り、つなげることで摩訶不思議な非日常がそこに現れる、愉快な時空間でした。

尾松さんのワークショップは小学生から大人まで幅広い年齢層へのワークショップは初めてということで、悟空とピカチュウを(正義とがんばることしか知らない困った)助手として従えスタート。
ことばへの違和感、ということで直近の『いのちを守る「家族とステイホーム」』というコロナ禍でのスローガンに対して、家族や家をもたない人たち、あるいは仮設住宅への避難をずっと余儀なくされている方たちからあげられた声を手がかりに、参加者の皆さんの想像力に働きかけていきます。
「頭の中がまっくろに染まった」「からだじゅうの骨がなくなったような感じがした」など、小学生も自分の身に起きた出来事とそこから生じた違和感に、自分だけの言葉を与えることで対象化していく時間となりました。
柔らかな感性をもった若者たちに、自分を守る「護身術」として書く力を身につけていこう、というエールでした。

今日も素晴らしい1日でした!(文責:淺川)

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