66回生近況報告 第2弾、第3段

副校長より

先日、66回生の近況を報告したばかりですが、立て続けに2組が訪ねてくれました。
まずはこちらの3人組。

向かって左端が臺(だい)君。明治大学理工学部の建築学科から、公務員に。
国家公務員試験では建築職の全国8位という好成績で、都の都市整備を担う職員の試験にも合格、どちらに進むか贅沢な悩みを抱えての報告。在学中は野球部員として活躍していました。

真ん中は森田(もりペー)君、陸上競技部員でしたが北海道大学では基礎スキー部に所属。
昨シーズンに滑降バーンで吹っ飛んでしまい足首を粉砕骨折という大怪我を負ったので、母校のスキー実習に指導者として参加できなかった痛恨の過去がありますが、もう元気で普通に運動しています。そのまま大学院に進学して、都市計画につながる交通工学を専攻するそうです。

右端は後藤(ひろたか)君、サッカー部のレギュラーでしたが在学時から自転車大好き。
学生時代はUber eatsのアルバイトに励んだそうです。臺君と同じ明治大学生田キャンパスで情報工学を学び、外資系のコンサルティング会社のSEに。卒業まではシアトル系コーヒーショップの都心部超有名店舗で、接客にチャレンジするそうです。

続いて数日後に訪ねてくれたのがこの一団。

前列向かって左が栁浦りささん。青山学院大学の英文科に在学、学業に本当に頑張って4年間優秀な成績をキープしたそうです。いまの学生は奨学金や留学の指標になるGAPという数値評価があるのですが、ずっと3.5以上で宅建の資格にもチャレンジして、卒業後は企業向けの不動産管理をおこなう大手に内定。

前列真ん中が矢後果津奈さん。テニス部にして体育祭の実行委員長というのは64回生の茂木秀美さんとおなじですね。
先日紹介しました体育祭の記録に、実行委員長が女子ばかりという一文がありますが、64回から今年度の71回生までまた8年も女子の委員長が続いています。矢後さんは立教大学文学部の教育学科に進み、哲学のゼミで哲学対話というものに取り組んでいたそうです。卒業後は生命保険会社への就職が決まっているそうです。

前列右が吉岡茜音さん。生活科学部に所属してエプロン姿が印象に残っていますが、学外では新体操の競技をずっと続けていましたね。いまもジュニアの指導に携わっているそうです。先日「青年海外協力隊」の記事で紹介した金森知美さんと同じ、東京農業大学の栄養科学科で管理栄養士の資格を取得。なんと研究室には63回首藤さん、64回木住野さんと、東大附属生が続いているそう。卒業後はキューピーのグループ企業で「栄養たっぷりの食品つくります!」とのことです。学生時代は「よさこいサークル」で夢中になって踊ったそうです。

後列は向かって右端が島田菜理紗さん。彼女が銀杏祭の実行委員長だった時に初の「屋台」が実現しましたね。東北大学文学部の人文社会学科で学んでいますが、スキー部に所属。五輪種目でいえば「ノルディック複合」にあたるコンバインドの選手として、慣れぬジャンプに骨折や靱帯損傷など何度も大ケガを負いながらチャレンジ。「もうやめよう」と挫折しかけたときに附属の陸上部時代に心に刻んだ「真面目と真剣とは違う」という言葉に、「ただ真面目にこなすのではなく、もう一度死にものぐるいの真剣にやりきってみよう」と種目転向して奮起、ただひとりのクロスカントリー女子部員として男子の中で鍛えられながら全日本インカレで入賞、国体にも出場と結果を残しました。いまは最期のシーズンに向け、大会が開催されるか不安ながらも真剣に競技に取り組んでいますが、卒業後は番組制作の会社で働くそうです。

後列右から二番目は鈴木智大さん。大正大学地域創生学部に学んでいます。年間40日も住み込みでの地域実習をおこなったり、「ディープアクティブラーニング」を中心としたカリキュラムで地方の活性化を担いうる人材を育てる教育なので、東大附属での協働や卒研が本当に力になっていて「地域のことをテーマに卒研に取り組んだりした人にはマジでお薦めで是非受けて欲しい」とのこと。卒業後は不動産会社に入社し「実習で取り組んだ空き家活用やシェアハウスの知識を活かして頑張ります」ということです。

右から3番目は一ノ瀬ふみかさん。法政大学の法学部から日本を代表するようなミュージシャンも多く在籍するエンタテインメント企業へ。東大附属では初の競歩の選手として頑張り後進の途を拓きましたが、大学時代は演劇のライターとしてウェブを中心に活躍、自身も何度か大きな舞台にキャストととして挑みました。会社ではマネージャーとかではなく舞台プロデューサーを目指したいそうです。

後列左端が佐内祐さん、東大附属ではサッカー部でした。早稲田大学の教育学部で社会科学を専攻し、応用ミクロ経済学の手法を用いて教育を分析していたそうです。教員への進路と迷いながらも「ひととひとが直接関われる仕事なら、教員にこだわらなくても良いかもしれない」と、なるべく小さな単位で直接人と関われそうな職種・企業をえらんで就活した結果、なんと最終選考で一ノ瀬さんとばったり遭遇。何百人と受けた中、五人だけの採用だったのに二人が東大附属生だったということで同じ企業へ。そして実は学生時代力を入れた「よさこいサークル」では、何度も吉岡さんと遭遇、なんだかそういう星の下にいるんでしょうか?

Posted by forschool@